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アイアンの飛距離・目安はどれくらい?番手やロフトによる変化、伸ばすポイントも解説

アイアンは、狙った場所にボールを打つためのクラブです。アイアンで狙い通りのショットを打つには、どうすればよいのでしょうか。本記事では、アイアンの番手別の飛距離の目安やロフトとの関係性、アイアンのキャリーと飛距離の関係性について紹介します。飛距離をアップするためのポイントも解説するのでぜひ参考にしてみてください。

<監修>

金子雅明先生

金子雅明先生

経歴:
理学療法士
博士(医学):順天堂大学大学院医学研究科スポーツ医学講座 修了
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本オリンピック委員会強化スタッフ(医科学)
日本テニス協会医事委員会委員
順天堂大学スポーツ健康科学部非常勤助教

専門分野

フットケアとコンディショニング
スポーツ傷害の予防とエクササイズ
トレーニング機器と健康器具の開発および科学的研究

紹介リンク

株式会社キネティックアクト
https://kinetic-act.com/

目次

アイアンの番手別の飛距離の目安

飛距離の目安が分かれば、狙った位置にボールを近づけられます。アイアンは、番手ごとに飛距離の目安が異なるのでよく確認しておきましょう。番手ごとの、飛距離の目安は以下の通りです。

クラブ 番手 飛距離の目安(男性)
ロングアイアン 3番 170Y
4番 160Y
5番 150Y
ミドルアイアン 6番 140Y
7番 130Y
ショートアイアン 8番 120Y
9番 100Y

記載した数字はあくまで目安です。実際は、ゴルファーによってプラスマイナス20~30ほどの差があります。
また、7番アイアンの飛距離は、一般的に150Y程度といわれますが、初心者の場合ハンドファーストで打つことが難しく、実際に150Yを出せる男性は少ないです。まずは、自分がどの番手で、どの程度の飛距離を出せるか計測してみましょう。

アイアンのロフトと飛距離の関係

アイアンのロフト角は、一般的に以下の通りです。

クラブ 番手 ロフトの目安
ロングアイアン 3番 17~20
4番 21~23
5番 24~26
ミドルアイアン 6番 27~29
7番 31~33
ショートアイアン 8番 35~37
9番 39~41

基本的には、番手が小さいほどロフト角が立ててあり飛距離が伸びます。そのため、最近は飛距離アップを目的に、アイアンのロフト角を立てた「ストロングロフト」が増加中です。

また、実力やパワーによって飛距離が変化するため、同じ番手でもゴルフメーカーによってロフト角が異なります。アイアンは、飛距離の調整を簡単にするために、同じメーカーで揃えましょう。

アイアンのキャリーと飛距離の関係

アイアンの飛距離を伸ばすために、キャリーと飛距離の関係について知っておきましょう。
キャリーとは、打ったボールが地面に着地するまでの距離です。また、ボールが着地してから、転がった距離をランといいます。つまり、飛距離とはキャリーとランの合計のことです。
一つ前の見出しで説明した通り、番手が小さいほど飛距離が伸びるため、キャリーもランも番手が上がるほど伸びます。

また、アイアンの番手選択をするときは、自身のキャリーとランの数字が重要です。なぜなら、キャリーで大きく飛ばしたほうがよいコースや、ランを出したほが得であるコースなど、さまざまな種類のコースがあるからです。
自分自身の、キャリーとランの数字を把握することで、コースマネージメントがぐっとよくなりスコアアップにつながります。

自分のアイアン飛距離を測定する方法

自分で、アイアンの飛距離を測定するには、下記の2つの方法が挙げられます。

・ゴルフレッスン場で測定してもらう
・自分で測定器を購入する

ゴルフレッスン場では、飛距離の目安となるヤード表示板があるため、アイアンの番手ごとの飛距離を目測で把握可能です。測定器を使用する場合は、ヘッドスピードを計測できる機器を購入すると、番手ごとにどの程度の飛距離が出るか目安を測定できます。

アイアンの飛距離をアップするために見直したいポイント

アイアンは、そもそも「遠くへ飛ばすクラブ」ではなく「狙った場所に近づけるクラブ」です。ただ、飛距離の目安に近い飛距離がでないとアプローチ通り上手くいきません。飛距離の目安と自分の飛距離に大きな差がある場合は、以下のポイントを見直しましょう。

・アドレスを見直す
・体重移動を見直す
・ヘッドスピードを意識する
・手首の使い方を意識する
・ストロングロフトのアイアンを選んでみる

アドレスを見直す

アイアンをスイングするときの、アドレスが間違っていないか見直しましょう。アイアンは番手によってシャフトの長さが異なります。そのため、アドレスもアイアンの長さによって変更しましょう。

特に注意するべきなのは、スタンスの幅です。スタンスの幅は、意識しないと広がりすぎてしまいます。広がりすぎると体がスムーズに回転できず、ショットが不安定になるため注意が必要です。

スイング時に、ダフリやすい人はボールとの距離もチェックしましょう。アイアンは、地面に置いてあるボールを打つため、最下点より手前でインパクトする必要があります。スイング時にダフる場合は、いつもよりボールを半分から1個分くらい右に移動させることで改善することが多いです。

また、フェース面の向きにも注意しましょう。インパクトがしっかりできても、フェース面が左右にずれていると飛距離が伸びません。初心者は、フェース面が右向きのことが多いので打つ前に確認しましょう。

体重移動を見直す

実は、アイアンを打つときは、大きな体重移動は必要ありません。むしろ、ドライバーを打つときのように、大きな体重移動をすると重心がブレてミート率が低下します。体重を左足に乗せて肩をしっかり回すことで、無駄な体重移動をなくし飛距離アップが可能です。

ヘッドスピードを意識する

ヘッドスピードが上がれば、飛距離は伸びますが重量のあるアイアンは、どうしてもヘッドスピードが落ちます。そのため、力を効率よく伝えるために、左ひじをしめて右手が上になるようにスイングしましょう。力任せにせず、スイングするタイミングやリズムを意識すれば、ヘッドスピードの向上につながります。

とはいえ、スイングするための筋肉も必要です。直立したまま、その場で背泳ぎやクロールの動きをすることで、肩回りを鍛えましょう。

手首の使い方を意識する

アイアンで、飛距離をアップするには、手首の使い方が重要です。ゴルフクラブのフェースに、ボールが当たるまでは手首の角度をキープし、腕の回転に合わせて手首が返るようにスイングしましょう。スイングするときにヘッドが先行したり、手首の角度がキープできていないと、ダフってしまうため注意が必要です。

ストロングロフトのアイアンを選んでみる

どうしても、飛距離をアップしたいなら、ストロングロフトを使用しましょう。特に、7番アイアンは「飛び系アイアン」と呼ばれるストロングロフトが増えています。フェアウェイウッドとアイアンの中間である「ユーティリティ」に近いものも登場しています。

「飛び系アイアン」は、飛距離の落ちたシニア層でもボールにパワーを伝えられる反面、パワーのある人が使うと、飛びすぎてしまうことが多いです。そのため、事前に飛距離を計測して、使いこなせるか判断しましょう。

飛距離の目安に近づけよう!

アイアンは、狙った場所にボールを近づけるためのクラブです。そのため、飛距離の目安に近づけるようトレーニングすれば、コースマネジメントが容易になり、スコアアップにつながります。
アイアンの、番手やロフトと飛距離の関係を覚えて、適切なクラブを選べるようにしましょう。