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5番アイアンの平均飛距離は?打ち方のポイントやユーティリティとの違いも解説

5番アイアンの平均飛距離は?打ち方のポイントやユーティリティとの違いも解説

ロングアイアンに分類される5番アイアンの飛距離は、およそ140~170ヤードです。
しかし5番アイアンは扱いが比較的難しく、苦手意識を持っている人も多いでしょう。上手く扱えるようになれば、ユーティリティよりも上手なプレーができるようになります。今回は5番アイアンの平均飛距離や打ち方のポイント、ユーティリティとの違いなどについて解説します。

目次

5番アイアンの平均飛距離

アイアンは番手によってロフトが細かく異なるため、クラブによって平均飛距離が変わります。なかでも、ロングアイアンに分類される5番アイアンの平均飛距離は次のとおりです。

男性 女性
平均160前後(140~170) 平均110前後(80~140)

一般プレイヤーの場合は160ヤード前後、プロゴルファーの場合は200ヤードあたりが平均飛距離です。ロングアイアンの中でも5番アイアンは平均飛距離が最も短く、ボールをある程度遠くまで飛ばしたいが、飛距離をしっかり調整する必要がある場合に向いています。ボールの方向性が安定し、ラフでも飛距離を調整しながらしっかりと打つことが可能です。

5番アイアンが難しい理由3つ

アイアンのなかでも5番アイアンに苦手意識を持つ人は多く、プロゴルファーでさえも5番アイアンを避けてユーティリティを練習する人もいるほどです。
5番アイアンは扱いが難しく、以下のような点から苦手意識を持つ人が多くいます。

・シャフトが長く、芯をとらえにくい
・クラブヘッドが小さいため、ミスが出やすい
・ソールが狭いため、ダフリやすい

ここでは、5番アイアンが難しい理由について詳しくみていきます。5番アイアンに苦手意識を持つ人は、難しいとされる理由を押さえておくことで具体的に対策できるでしょう。

シャフトが長く、芯をとらえにくい

一般的に、アイアンのシャフトの長さは1番手ごとに0.5インチずつ長くなるつくりです。下記は、アイアンの番手ごとのシャフトの長さです。

1番アイアン 39.75
2番アイアン 39.25
3番アイアン 38.75
4番アイアン 38.25
5番アイアン 37.75
6番アイアン 37.25
7番アイアン 36.75
8番アイアン 35.25
9番アイアン 35.75

※単位:インチ

シャフトが長ければ飛距離は出ますが、その分クラブが扱いにくくなります。基本となる7番アイアンとのインチ差はたった1インチですが、その1インチが大きな差となるのです。

クラブヘッドが小さいため、ミスが出やすい

5番アイアンはユーティリティやフェアウェイウッドに比べると、クラブヘッドが小さい点が特徴です。小さいクラブヘッドは操作性が高く、ボールをコントロールしやすいなどのメリットがあります。しかし、安定性に欠けるためミスが出やすい点がデメリットです。プロでも大型ヘッドを使う人が多いことから、その扱いの難しさがうかがえます。

ソールが狭いため、ダフリやすい

ソールが狭い5番アイアンは、芝の上を滑らすことが難しいためダフリやすくなります。というのも、ソールが広い方がクラブの重心が下がり、ボールが上がりやすくなるからです。しかし、ソールが狭いとボールが拾いやすく、うまく扱えるようになればソールの広いクラブよりも上手のプレーができます。

5番アイアンを上手に使うポイント

扱いが難しいとして苦手意識を持つ人が多い5番アイアンですが、扱えるようになればボールをうまくコントロールできます。また、打ったボールは低く上がるため、風の影響を受けにくく、予想通りのショットが打てるようになるでしょう。そんな5番アイアンを上手に使うには、次のようなポイントを意識することが重要です。

・グリップを短めに持つ
・ボールを左側に置く
・ほうきで掃くように払い打つ

5番アイアンが難しい理由を押さえた上で、ポイントをふまえて練習してみましょう。

グリップを短めに持つ

5番アイアンはシャフトが長いため、少し短めに持つことでコントロールしやすくなり、安定したショットが打てるようになります。短く持てばスイングもコンパクトになり、飛距離・ミート率ともにアップします。

ボールを左側に置く

5番アイアンに限らず、シャフトが長いクラブを扱うほど、ボールはターゲット側に置くことがポイントです。ターゲット側とは、自分の体の左脇前が目安。こうすることで、ボールの位置が安定しやすくなります。5番アイアンの場合は、両足の中心線からボール1個分をターゲット側に置くのがおすすめです。

ほうきで掃くように払い打つ

ボールを上げようと打ち込んでしまうとミスも多くなるもの。アイアンであるため打ち込みたくなってしまいますが、その気持ちを抑えてほうきで掃くように追い打つことがポイントです。ボールはクラブが自然に上げてくれると意識して、さっと払い打つような感覚でスイングしましょう。無駄に力を込めて打ってしまうとスイングが固まり、ダフリなどのミスショットにつながってしまいます。

ユーティリティと5番アイアンの違いは?

5番アイアンは扱いが難しいということから、代わりにユーティリティを使用する人も多くいます。というのも、ユーティリティはロングアイアンの役割を持つクラブとして開発されたものです。
5番アイアンとユーティリティは見た目からかなりの違いがあり、そのほか次のような点で違いがあります。

・ユーティリティの平均飛距離
・シャフトの長さ
・ロフト角
・ソール幅とフェース面積

5番アイアンの代わりにユーティリティの使用を検討している人は、その違いについて押さえてみましょう。

ユーティリティの平均飛距離

番手 男性(平均) 女性(平均)
3 200(190~210) 135(120~150)
4 180(170~190) 125(110~140)
5 170(160~180) 110(100~130)
6 160(150~170) 100(90~120)

5番アイアンの平均飛距離は男性平均160前後に対し、ユーティリティは170前後です。ユーティリティの方がボールを当てやすいため、飛距離を伸ばしやすいといえます。

シャフトの長さ

ユーティリティは、5番アイアンよりもシャフトが長いです。一般的なユーティリティのシャフトの長さは平均40インチとなり、短いもので39インチ、長いもので42インチです。一方、5番アイアンは37.75インチと、最も短いユーティリティと比べても1インチ以上の差があります。

ロフト角

5番アイアンのロフト角は平均21~27度、ユーティリティのロフト角は平均17~27度です。ユーティリティの方がロフト角のラインナップが幅広いため、スキルや力に応じて最適なクラブが選べます。そのため、5番アイアンの代わりにユーティリティを使用する際は、ロフト角を基準にクラブを選んでみましょう。

ソール幅とフェース面積

ユーティリティは5番アイアンに比べソール幅が広く、フェース面積も大きい点が特徴です。そのため、ユーティリティは5番アイアンに比べて、ダフリやミスがカバーしやすく、飛距離も伸ばしやすいメリットがあります。

5番アイアンの飛距離は平均160ヤード前後!

5番アイアンの平均飛距離は一般プレイヤーで160ヤード前後、プロで200ヤードほどです。シャフトが長い、クラブヘッドが小さい、ソールが狭い特徴からクラブの扱いが難しい5番アイアンですが、ポイントを押さえて練習すれば上手く使いこなせるようになります。5番アイアンの代わりにユーティリティを使用する際は、5番アイアンとの違いも押さえたうえで最適なクラブを選びましょう。