【番手別】ロフト角と飛距離目安!ロフト角を選ぶポイントも解説

【ドライバー別】ゴルフ飛距離の目安とは?飛距離アップのコツや筋トレ方法も解説

クラブには、フェース面の傾きを表すロフト角があります。ロフト角はボールの飛距離やスピン量、高さを左右する重要な要素です。そのため、クラブを購入したり選ぶ際は、自分のスキルや力加減、番手ごとに目的の飛距離を出すための最適なロフト角を選ぶ必要があります。今回は、ロフト角と飛距離の関係をふまえて、ロフト角を選ぶポイントを解説します。

目次

ロフト角とは

ゴルフクラブのロフト角とは、フェース面とシャフトの中心線が作る角度のことであり、フェース面の傾きを表します。ロフト角はゴルフボールの飛距離や高さ、スピン量を左右する重要な要素であり、プレイヤーのスキルや目的に合わせて選ぶことがポイントです。
なお、ロフト角には「表示ロフト角」と「リアルロフト角」の2種類があります。表示ロフト角は実際にクラブに表示してある数値であり、リアルロフト角は実際に測定した数値のこと。表示数値と実際の数値に差があるのは、製造誤差があるからです。表示ロフト角とリアルロフト角の実際の差はクラブによってさまざまですが、多くのケースで表示ロフト角はリアルリフト角よりも小さいといわれています。

【番手別】ロフト角と飛距離目安

【番手別】ロフト角と飛距離目安

ロフト角はボールの飛距離に関係するため、目的に合わせて選ぶ必要があります。ここでは、番手別に飛距離目安を解説します。

ドライバー・フェアウェイウッド(男性)

番手ロフト角飛距離
110~12210~220
315~16190~200
518~19180~190
721~22170~180
924~25160~170

ウッドは飛距離を伸ばす役割があり、番手が小さいほど飛距離が大きくなります。初心者の女性でも、ウッドを使用すれば150~200ヤードの飛距離が獲得できるでしょう。ロフト角はドライバーで10~11度前後、フェアウェイウッドで15度前後のモデルが多い傾向にあります。

ユーティリティ(男性)

番手ロフト角飛距離
321~22170~180
524~25160~170
727~28150~160
930~31140~150

ウッドとアイアンの中間的な役割をもつユーティリティは、比較的最近になって普及したクラブです。扱う難易度の高いフェアウェイウッドやロングアイアンの代わりとして、初心者や女性、力の弱い人に適しています。
ユーティリティのロフト角はアイアンより2~4度小さく、ウェアウェイウッドより2~4度大きいものを選ぶことがおすすめです。

アイアン(男性)

番手ロフト角飛距離
421~23160~170
524~26150~160
627~29140~150
731~33130~140
835~37120~130
939~41110~120

一般的なアイアンの番手に伴うロフト角、飛距離は上記のとおりです。アイアンは番手ごとに飛距離を見極めて打ち分けることが求められるため、ロフト角と飛距離の目安を把握しておくことが大切です。
最近では、最新テクノロジーを用いてかなりの飛距離が獲得できるアイアンも増えつつあります。そのため、番手よりもロフト角を基準に選ぶのがおすすめでしょう。

ウェッジ(男性)

番手ロフト角飛距離
PW44~46100~110
AW50~5280~90
SW56~5860~70

ウェッジはピッチングウェッジ(PW)を基準に、4~6度刻みでアプローチウェッジ(AW)とサンドウェッジ(SW)をプラスしましょう。ウェッジの中でもロフト角が大きいサンドウェッジ(SW)は、バンカーショットで使われるクラブです。バンカーショットでよくあるミスの多くは飛距離不足が原因であるため、自分のスキルや力を加味し、ロフト角から選ぶことがポイントといえます。

ロフト角と飛距離の関係

・ロフト角が小さい=飛距離は多い
・ロフト角が大きい=飛距離は少ない
ロフト角の大きさによって、獲得できる飛距離が異なります。ドライバー、フェアウェイウッド、アイアンの順に大きくなり、最もロフト角が小さく飛距離を稼げるのはドライバーです。
ドライバーのロフト角は10~12度、プロレベルになると8度のものを扱うこともあります。飛距離はクラブを扱う人の力の大きさによっても異なるため、力の弱い人や女性であれば一般的なものよりもやや大きめがおすすめです。

ロフト角と高さの関係

・ロフト角が小さい=ボールは低め・ランは多め
・ロフト角が大きい=ボールは高め・ランは少なめ
飛距離だけでなく、ボールの高さも左右します。ロフト角が小さいとボールは低くなるため、地面に落下してからランが伸ばせます。というのも、ボールのスピン量が小さくなるからです。
一方、ロフト角が大きいとボールが高くなるため落下後のランは少なく、狙ったところに寄せやすくなります。そのため、飛距離を細かく調整する必要がある場合に使用するウェッジは、スピン量が多くボールが飛びにくくなるようにロフト角が大きくなっています。

ロフト角を選ぶポイント

ロフト角を選ぶポイント

・【ドライバー】のロフト角はヘッドスピードで選ぶ
・【フェアウェイウッド、ユーティリティ】のロフト角は飛距離差で選ぶ
・【アイアン】のロフト角は番手ごとに細かく選ぶ
ポイントについて、詳しくみていきます。

【ドライバー】のロフト角はヘッドスピードで選ぶ

ドライバーの役割は、ボールの飛距離をできる限り稼ぐことです。ヘッドスピードの速さによって必要なロフト角は異なるため、まずは自分のヘッドスピードを把握しましょう。速い人はロフト角が小さくても問題ありませんが、遅い人はやや大きめの13度以上を選んでみてください。

【フェアウェイウッド、ユーティリティ】のロフト角は飛距離差で選ぶ・

FWは飛距離を稼ぎたい場合に使用するため、UTやアイアンよりもロフト角が小さいものを選ぶと良いです。一方、UTはFWとアイアンの中間的役割を持つため、FWとアイアンの距離差を埋める基準で選ぶと良いでしょう。

【アイアン】のロフト角は番手ごとに細かく選ぶ

アイアンは、狙った距離に打つために正確性が求められます。ロフト角の違いで飛距離にかなり影響が出るため、番手ごとに細かく選ぶことがポイントです。より正確性を求めるのであれば、リアルロフト角を測定してみましょう。

ロフト角が小さいほどボールの飛距離が大きくなる!自分に合ったロフト角を選ぼう

ロフト角が小さいほどボールの飛距離が稼げ、大きいほど飛距離が伸びにくく調整はしやすくなります。ロフト角が最も小さいクラブはドライバーであり、最も大きいのはウェッジのサンドウェッジ(SW)です。クラブの番手によって一般的なロフト角がありますが、スキルや力加減に応じて細かくロフト角をチェックするのがよいでしょう。