体の疲れを取る方法6選！体が疲れるNG行動も徹底解説

体の疲れを取る方法6選

本項では、体の疲れを取る方法を6つご紹介します。自宅で手軽におこなえる方法もありますので、ぜひ自分自身のライフスタイルに合わせて取り入れてみてくださいね。

①お風呂

お風呂に入る行為は、体の疲れを取る方法の一つであり、自宅で簡単におこなえるため非常におすすめの方法です。お風呂には、下記のような作用が期待できます。

温熱作用：血管拡張、血流促進、老廃物の排出、疲労感の軽減

水圧作用：リンパ液を心臓に戻す、血流促進、筋肉の緊張感を和らげる

浮力作用：体への負担軽減、リラックス作用

お湯の温かさによって血管が広がり、酸素供給がスムーズになります。疲労物質や老廃物の排出が促されるため、疲労回復に効果的なのです。

ちなみに、42℃～44℃と高めのお湯に浸かると、交感神経が優位になり、心身を覚醒させることができます。眠気を覚ましたい時やエネルギッシュに行動したい日は、熱めのお湯がおすすめです。

36℃～38℃と低めのお湯に浸かると、副交感神経が優位になります。リラックス状態になるため、睡眠前や心身を落ち着けたい時におすすめです。

②サウナ

サウナには、以下のような効果が期待できます。

血行促進

デトックス

自律神経の調整

リラックス効果

血行促進による老廃物や疲労物質の除去がスムーズになりますし、自律神経の調整による睡眠の質向上も期待できるでしょう。ただし、高齢者や持病のある人は、注意が必要です。

急激な温度変化は、ヒートショックのリスクが高まります。心臓病や高血圧、血栓のリスクが高まるため、注意しなければなりません。また、妊娠中の女性も、慎重に利用するようにしましょう。

③睡眠

十分な睡眠は、体の疲れを取るために欠かせません。ただし、睡眠の質が重要です。睡眠の質が低いと、心身の回復が十分におこなわれない恐れがあります。疲労が回復できず、悪循環に陥る可能性があるのです。睡眠の質を高めるためには、以下項目に注意していきましょう。

就寝時の衣服は体にストレスを与えないものを選ぶ

寝返りしやすく体への負荷を与えない寝具を選ぶ

就寝前のスマホ・パソコンの利用時間を減らす

副交感神経を優位にさせ内部から睡眠しやすい状態を作る

副交感神経を優位にさせる方法としては、入浴、ストレッチ、瞑想などの方法があります。

④マッサージ

マッサージは、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。老廃物や疲労物質が排出され、体の疲れや痛みなどの不快感を解消できるでしょう。また、マッサージによって、オキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌されるのですが、オキシトシンにはストレス軽減作用があります。

体の疲れは、物理的な行為でのみ発生するわけではなく、精神的ストレスによって生じる場合も少なくありません。そのため、マッサージのストレス軽減作用は、体の疲れを取るうえでも重要になってくるのです。

⑤食事

食事は、体の疲れを取る有効な方法です。ただし、疲労回復に効果的な栄養素を含んだ食事を取る必要があります。疲労回復に効果的な栄養素は、下記のとおりです。

ビタミンB群：豚肉、鶏肉、マグロ、鮭、玄米、ナッツ類、ブロッコリー

たんぱく質：鶏ささみ、豚ヒレ肉、サバ、大豆、乳製品

クエン酸：レモン、グレープフルーツ、梅干し、黒酢、パプリカ、じゃがいも

ビタミンC：パプリカ、芽キャベツ、ブロッコリー、キウイフルーツ、さつまいも

アスパラギン酸：アスパラガス、ソラマメ、大豆、桜エビ、たら、落花生

マグネシウム：ひじき、わかめ、アーモンド、納豆、さば、かつお、玄米、バナナ

鉄分：レバー、牛モモ肉、豚ヒレ肉、まぐろ、あさり、牡蠣、しじみ、あさり

また、上記栄養素は、単体での摂取よりも組み合わせることによって吸収率が高まります。たとえば、鉄分は、ビタミンCやたんぱく質との同時摂取がおすすめです。ビタミンB群は、アリシンと同時に摂取すると、吸収率が高まります。アリシンは、玉ねぎやニンニク、ネギに多く含まれる成分です。

⑥ストレッチ

軽いストレッチは、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐします。デスクワークや運転の合間にストレッチをおこなうことで、体の疲れを軽減させることができるでしょう。また、ストレッチには柔軟性の向上が期待でき、正しい姿勢の維持に役立ちます。

正しくない姿勢で生活をおくると、特定の部位にのみ負荷が集中し、疲労の原因になってしまうのです。姿勢の悪さは、血流の滞りをまねく恐れもあります。

体が疲れるNG行動

本項では、体が疲れるNG行動をご紹介します。日々、体に疲れを感じている人は、下記行動を改めるだけでも、疲労回復効果が期待できるでしょう。

暴飲暴食

暴飲暴食は、体を疲れさせる要因です。消化器系に過度な負担が集中し、エネルギー代謝が滞る恐れがあります。暴飲暴食を改めるには、食事の回数を調整したり、腹持ちのよい食べ物の摂取がおすすめです。また、ストレスによって暴飲暴食を繰り返してしまう人は、ストレス解消を優先する必要があります。

飲酒・喫煙

飲酒や喫煙は、体を疲れさせる要因です。飲酒は、肝臓での分解時に、有害物質であるアセトアルデヒドが発生します。アセトアルデヒドは、細胞にダメージを与える、エネルギー産生を阻害させる物質です。

喫煙は、酸素の運搬を妨げます。運動能力の低下、息切れ、倦怠感など疲労症状が表れる要因となるため、注意が必要です。さらに、喫煙によって体に吸収されるニコチンには、睡眠の質を低下させる作用もあります。

気力だけで頑張る

体に疲れを感じても休むことが難しく、気力だけで日常生活を続けている人も少なくありません。しかしながら、こうした気力だけで頑張る行為は、より一層体を疲れさせる行為です。体の疲れが取れない場合は、気力をふりしぼって日常生活を継続するのではなく、一度立ち止まる時間を作るようにしましょう。金銭面などで立ち止まることが難しい場合は、専門機関への相談が有効です。

疲れが限界に達する前に体の疲れを取る方法を試してみて

疲れが限界に達する前に、今回ご紹介した体の疲れを取る方法を試してみましょう。疲れが限界に達してしまうと、回復が難しくなりますし、新たなトラブルのきっかけになってしまいます。今回ご紹介した方法を試しても疲れが取れない場合は、専門機関に頼ったり、サプリを利用したり、次の方法を試してみてください。