温活の効果とは|効果的な温活の方法や体が冷える原因について解説
生理不順や便秘、肌荒れといった体調不良の原因は「冷え」かもしれません。自分は冷え性ではないという自覚症状のない人の中にも“隠れ冷え性”が存在します。体を温める温活に取り組むことで、このような体の不調が改善することに加え、「免疫力が上がる」「基礎代謝が上がる」「むくみが改善する」といったメリットも。本記事では、温活の持つ効果や体が冷える原因、効果的な温活の方法を解説します。
温活の効果とは|効果的な温活の方法や体が冷える原因について解説
生理不順や便秘、肌荒れといった体調不良の原因は「冷え」かもしれません。自分は冷え性ではないという自覚症状のない人の中にも“隠れ冷え性”が存在します。体を温める温活に取り組むことで、このような体の不調が改善することに加え、「免疫力が上がる」「基礎代謝が上がる」「むくみが改善する」といったメリットも。本記事では、温活の持つ効果や体が冷える原因、効果的な温活の方法を解説します。
目次
温活に取り組むことで5つの効果が期待可能です。健康・美容面のいずれにもメリットがあります。
体温が1℃下がると免疫力は30%低下すると言われています。体温が下がることで、基礎代謝が低下し、体内酵素活性の低下なども引き起こしてしまいます。ウィルスや細菌の感染に抵抗力をつけるには、温活で体温を上げることです。体温を上げることにより、免疫力アップが期待できます。
体温が上がると代謝酵素の働きが活性化して、基礎代謝が上がります。また、消化に必要な血液の循環が良くなるため、内臓がエネルギーを燃やして基礎代謝がアップします。
むくみは血の巡りの悪さが原因。体が温かくなると血液の流れが改善し、余分な水分や老廃物が排出されむくみが取れます。
前述の通り、冷えは便秘や下痢を招きます。一方、温活で胃腸が温まると消化機能の働きが高まり、お腹の調子が良くなります。
温活によって出来物や肌荒れなど肌トラブルの改善が期待できます。また、血行が良くなり、くすみやむくみも消えて健康的な顔色を手に入れられるでしょう。
体が冷える主な原因は、上記です。体の冷えや低体温は体質ではなく、生活習慣と密接に関係しています。生活習慣が乱れている場合には、自律神経失調症を患い、様々な体のトラブルを招くことにも繋がります。また、冷暖房に頼り過ぎた生活は体の体温調節機能を低下させてしまいます。特にデスクワークの多い方は一年中、冷暖房の効いた部屋で座りっぱなしという状態も珍しくありません。
ここでは、体が冷えているときのサインについて解説します。「手足が冷えているわけではない」「寒さに強い」という人は、体の冷えに気づきにくいことがあります。このような隠れ冷え症の場合は、「体が冷えているサイン」を見逃さないようにしましょう。
子宮が冷えると卵巣内で血行不良になり、卵巣の機能が低下します。その結果、女性ホルモンのバランスが乱れ生理不順に。また、生理痛も冷えが原因で発生することがあります。生理不順や生理痛の原因は、体が冷えて血流が低下すると宮内膜から分泌されるプロスタグランジンという発痛物質です。生理不順・生理痛がある場合には、体が冷えてしまっていないかチェックしてみると良いでしょう。
お腹が冷えていると腸の機能が低下して便秘や下痢を引き起こします。便秘や下痢を引き起こしたとき、「水分不足になるから」と冷たい飲み物を飲み過ぎてしまうと、お腹が余計に冷えて逆効果です。カイロや腹巻などでお腹を温めて、冷たい飲み物は避けるようにしましょう。
体質と捉われがちな寝つきの悪さにも冷えが密接に関係しています。赤ちゃんは眠くなると手足が温かくなるのと同様に、私たちも寝る前に深部体温を下げるため手足から熱を放出し眠りの体勢をつくります。しかし、体が冷えているとこのような体温調節が上手くいかず、体が入眠モードになりません。冷えが睡眠の質にも影響するのです。
冷えによる血行不良はお肌にも影響を与えます。血液から運ばれる栄養素・酸素・水分がお肌に届かない、また老廃物が回収されず肌荒れの原因になることもあります。
体が冷えていると血液循環が悪くなり、鼻や口の粘膜からウィルスや細菌を排除する繊毛運動が低下してしまいます。結果として、感染症にかかりやすくなり風邪をひきやすくなってしまうのです。体の冷えを感じていなくても、生理痛・便秘・下痢・寝付けない・肌荒れ・風邪ばかりひいている、という様な症状が1つでも当てはまる場合は、隠れ冷え性の可能性があります。
温活において、長期的に温活に取り組み、深部体温を上げることがポイントです。温活では、冷えにつながる生活習慣を改め、体の内側から体を温めていく必要があります。
女性の中には、胸元の大きく開いた服や股上の浅いズボンなどを季節問わず着用している方もいます。しかし、そういった露出の多い服は体を直接冷やしたり、血行を悪くしたりして体温を下げるので注意が必要です。服装選びの際は、特に首・手首・足首の3つの首を冷やさないように意識するようにしましょう。
食事の献立を考える際には、なるべく体を温める食べ物を摂るようにしましょう。体を冷やす食生活を続く場合、温活の効果が期待できません。
また、冷たい飲み物や甘い物の過剰摂取、無理なダイエットなども体の冷えの原因になります。
規則正しく3食きちんと食べること、体を冷やす食べ物を避けることが重要です。
シャワーだけでも体は温まりますがそれは一時的なもので、体の表面が温まっただけです。体を深部から温めたい場合には、湯船にゆっくり浸かるのが効果的。可能であれば毎晩、38~40℃の湯船に15~20分程度ゆっくり浸かる時間を設けるようにしましょう。
適度な運動は血液を送り出すポンプである心臓と筋肉の動きを高め、血行を改善し、結果として体を温めます。ひとくちに運動と言っても、激しく体を動かす必要はなく、ウォーキングやストレッチといった無理なく毎日継続できる運動を選びましょう。
生理痛や便秘、不眠、肌荒れなどに悩まされている冷え性の女性は、温活に取り組むことでこれらの体の不調を改善することが期待可能です。さらには免疫力や基礎代謝アップといった美容面においてもうれしいメリットがあります。ファッションや食事、運動不足に気をつけたり、湯船にゆっくり浸かったりことが効果的な温活の方法です。
生活習慣を改めることで、これまで悩まされてきた体のトラブルから解放されるかもしれません。