骨盤が広い人にはデメリットもあるがメリットも多い!
「お尻が大きい」「骨盤が広いのではないか…」と悩みを抱えていませんか?本記事では、骨盤の広い人の特徴を9選をご紹介します!性別ごとに特徴をご紹介しますので、自分の特徴と比べながら読み進めてみてくださいね。しかしながら、骨盤が広いことは、決して悪いことばかりではありません。後項では、骨盤が広いことで生じるデメリットだけではなく、メリットも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
骨盤が広い女性の特徴
本項では、骨盤が広い女性の特徴7つをご紹介します。
臀部が横に広がっている
骨盤が広い女性は、臀部が横に広がっている傾向があります。骨盤の平均的な大きさは、最大約13cm、最小10cm~11cm程度です。そのため、13cmに近いほど、骨盤が広いと考えて問題ありません。
骨盤が広い場合、上半身に比べて臀部にボリュームがあり、横に広がっているのが特徴です。全身鏡の前に楽な姿勢で立ち、下半身や特に腰回りが横に広がっていると感じた人は、骨盤が広い可能性があります。
腰回りの厚みがしっかりしている
骨盤が広い女性は、腰回りに脂肪が付きやすく、しっかりとした厚みがあるのが特徴です。全身鏡の前に横向きで立ち、厚みをチェックしてみましょう。ウエストと比較し、極端に腰回りに厚みがある場合は、骨盤が広い可能性があります。
もし、胸部よりも腰回りに厚みがあったり、前後に突き出ている場合は注意が必要です。骨盤が広いのではなく、骨盤が前傾・後傾どちらかに偏っている可能性があります。骨盤前傾・後傾をチェックする方法は、下記記事にて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウエストが細い
骨盤が広い女性は、ウエストが細いのが特徴です。骨盤が横に広く、また厚みもあるため、ウエストが細く見えやすくなります。ただし、ウエストの細さは体重や筋肉量によって大きく異なるものです。適正体重以上の女性の場合、ウエストの細さから骨盤の広さを想定することは難しいでしょう。適正体重であり、なおかつ特別なトレーニング等も行っていない女性であれば、ウエストの細さからある程度骨盤の広さを想定できます。
上半身よりも下半身が太りやすい
上半身よりも下半身の方が太りやすいと感じる女性は、骨盤が広い可能性があります。広く大きな骨盤を維持するには、通常よりも多くの筋肉や栄養素等を使用しなければなりません。そのため、筋肉が発達し、ボリューム感が出てしまいやすいのです。筋肉による大きさを太ったと勘違いし、下半身が太りやすいと感じているのかもしれませんね。
また、広く大きな骨盤を維持するだけの筋肉が不足し、脂肪が必要以上に蓄積している可能性もあります。骨盤を維持する筋肉が不足すると、骨盤が前後左右に歪みやすく、エネルギー代謝も悪化するため、太りやすくなる場合もあるため注意が必要です。
下半身がむくみやすい
下半身がむくみやすいと感じている女性は、骨盤が広い可能性があります。脚の甲やふくらはぎを指の腹で押したとき、跡が数秒間残ったり消えにくかったりする場合は、脚がむくんでいる証拠です。
ただし、骨盤が広いからといって、全ての女性がむくみやすいわけではありません。広い骨盤を維持する筋肉が少なかったり、筋肉不均衡が生じている女性に限定されます。骨盤の位置が前後左右どちらかに傾き、周辺臓器や血流の流れた不調をきたしている状態です。そのためむくみやすいと感じる女性は、一度骨盤位置のチェックを行ってみてくださいね。
シルエットがA型
全身鏡の前に正面で立ち、シルエットがアルファベットのAのように上半身から下半身にかけて広がっている人は、骨盤が広い可能性があります。骨盤周辺にボリュームがあり、ウエストや上半身が細い女性は、シルエットがAラインに見えるのです。
シルエットは他に、V型やX型、I型などがあります。
〇V型・・・骨盤の幅が狭く、骨盤に対してデコルテの幅が広い
〇X型・・・ウエストと比較し、デコルテと骨盤両方の幅が広い
〇I型・・・デコルテと骨盤の幅が両方とも狭い
自身の体形の特徴と当てはまっているものがないか、チェックしてみてくださいね。
首・鎖骨が大きい
骨盤が広いまたは大きい人は、首が太い・鎖骨が大きい可能性があります。骨盤は骨です。そのため、骨盤が広くがっしりしているということは、骨格そのものが大きい人の可能性があります。首や鎖骨以外にも、関節や大腿骨(太もも)ががっしりと大きい人は、骨格がしっかりしている場合が多いです。
骨盤が広い男性の特徴
本項では、骨盤が広い男性の特徴をご紹介します。男性は骨格のタイプによって、ナチュラルタイプ、ウェーブタイプ、ストレートタイプの3つに分類可能です。ここでは、骨盤が広いタイプのナチュラルタイプとストレートタイプの特徴を解説していきましょう。
ナチュラルタイプ
全身の枠がはっきりしており、骨ばった印象を持つのがナチュラルタイプの男性です。ナチュラルタイプの男性は、骨が大きく外側まで目立つ凹凸のある身体付きとなっています。また、膝の皿など関節が大きいのも特徴です。
その他に、身長に対する脚のサイズが大きい、肩甲骨が大きく立体感があるなどの特徴があります。全身の骨や関節が大きいため、骨盤も広く大きい可能性が高いです。
ストレートタイプ
全体的に丸く、ハリのある質感が特徴のストレートタイプ。鎖骨や膝の皿は小さく、あまり骨が目立つタイプではありません。膝下はスッキリと整ったラインをしており、身長のわりに脚のサイズが小さいのも特徴です。
骨や関節が小さいため、骨盤も小さいように感じられますが、ストレートタイプはメリハリのある身体つきをしています。骨盤の周りは前後に立体的なシルエットを持ち、重厚感のある肉体です。上半身がボリューミーな分、下半身はスッキリしているように見えますが、決して華奢なわけではありません。骨盤も大きく、上半身と下半身のバランスを適切に保っている人が多いです。
骨盤が広い人のメリット・デメリット
骨盤が広い人はデメリットばかりに注目しがちですが、実はメリットも存在します。そこで本項では、骨盤が広い人のメリットとデメリットをご紹介しましょう。
【メリット】モテる
骨盤が広い女性は、モテるというデータがあります。1,327名の男性を対象に、体型の異なる女性5パターンを見せ、最も魅力的と感じる人を選んでもらうという実験が行われました。その結果、バスト、ウエスト、ヒップの比率が1対0.7対1であることが判明します。胸部と臀部が大きく、ウエストが細い女性が最も魅力的であると判明したのです。
さらに、体重の重さや身体のボリューミーさは関係なく、この比率に近ければ近いほど魅力的であると判断されることもわかっています。なぜ、このような体型が男性にとって魅力的に見えるかというと、本能的に出産時に生じるリスクを避けよう(安産説)という意識や、妊娠している女性を避けようとしている(受胎可能説)などが上げられます。
また、ウエストのくびれている女性は子どもをたくさん産めるという”若さの象徴説”や、病気になりにくいと考える”健康のシンボル説”など様々な仮説があるようです。
【メリット】出産がスムーズ
骨盤が広い女性は、出産がスムーズに行えると言われています。比較的、出産はスムーズに行いやすいのですが、必ずしもそうとは限りません。骨盤の広さの他に、骨盤の形状が関係しているためです。
骨盤の形状には個人差があり、安産タイプと呼ばれるのは、円形型、ハート形、細長型、扁平型の4つ。骨盤を上から見た際の形状のことであり、胎児が通るスペースが広くなっています。また、恥骨(ちこつ)と仙骨(せんこつ)の角度が広い女性も安産タイプです。
【デメリット】ズボンが入らない
骨盤が広い人のデメリットは、ズボンが入らないことです。ウエストや太もものサイズに合わせたズボンを選ぶと、骨盤の広さが原因で入らない場合があります。一方、骨盤の広さにサイズを合わせると、ウエストや太もも部分に隙間ができてしまうのです。シルエットが崩れて見えるなどのデメリットがあります。
【デメリット】大転子の位置がずれやすい
骨盤が広い人は、大転子(だいてんし)の位置がずれやすくなります。大転子とは、太ももの最も出っ張っている部分です。大腿骨の上部にあり、太ももを外部から押した際、触れることができます。
大転子がずれると、歩きにくさや痛みが生じるため注意が必要です。また、大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん)など治療が必要な状況になる場合もあります。ただし、骨盤が広い人が必ずしも大転子の位置がずれやすいわけではありません。
大転子は、下記要因でもずれてしまうためです。
〇骨盤の歪み
〇骨盤周辺の筋肉量の低下
〇バランスの悪い姿勢
〇内股
〇遺伝等生まれつきの形状
大転子の位置がずれると、大小さまざまなデメリットが生じるため、日常生活の過ごし方や骨盤の正常化を意識する必要があります。
【デメリット】下半身が大きく見えやすい
骨盤が広い人は狭い人に比べて下半身、特に腰回りがボリューミーになります。骨盤などの骨は周囲を筋肉や腱、血管等が通るため、骨盤の形状に合わせてそれらも広範囲に広がるためです。
ただし、下半身や腰回りのボリュームが必ずしもデメリットとは限りません。前項でも解説した通り、ヒップの大きさを好む男性は多く、立体感のある身体を好む女性も少なくありません。メリハリのある身体を好む人にとって、下半身の大きさはデメリットではなくむしろメリットだと言えるでしょう。
骨盤が広い人におすすめのファッション
骨盤が広い人の中には、何を着たらいいのかわからないといった人が非常に多いです。下半身や腰回りのサイズに悩み、似合うファッションが判断できない人も少なくありません。そこで本項では、骨盤が広い人におすすめのファッションを性別ごとにご紹介します。ぜひ、今後のファッションの参考にしてみてくださいね。
女性編
骨盤が広い女性におすすめのファッションは、ストレートワイドパンツです。下半身全体が真っすぐにストンと落ちて見えるため、骨盤の広さや下半身の大きさが目立ちません。一般的にトップスをインしますが臀部の膨らみが気になる女性は、前だけインするようにしましょう。
また、サロペットもおすすめです。太ももや臀部のボリューム感をカバーしたい人におすすめします。デメリットとしては、骨盤が広い人のメリットであるウエストが隠れてしまうところです。ウエストと臀部のメリハリを活かすのであれば、タイトなパンツスタイルやクロップドトップスをおすすめします。
日本では、骨盤の広さがネガティブな要素として捉えられる場合がほとんどです。ところが、美容大国である韓国や欧米では、骨盤の広さはスタイルの良さとして評価されます。自分のスタイルに自信を持ち、細いウエストやボリュームなお尻をアピールするファッションをしてみるのもいいでしょう。
男性編
骨盤の広い男性に似合うファッションは、リラックス感や抜け感のあるゆったりシルエットファッションです。ストレートな縦ラインを意識したシンプルなコーディネートが適しています。また、華美な装飾品は避け、シンプルさや上品さの感じられるアイテムを選ぶようにしましょう。肉体に立体感があるため、華美な装飾は騒がしく洗練されていない印象を持たれてしまいます。
その他の注意点としては、上半身にボリュームを出し過ぎないことです。薄い生地を重ね着したり、流行りのオーバーサイズファッションをすると、気太りして見えてしまいます。抜け感のあるゆったりシルエットは最適ですが、オーバー過ぎるサイズ感は避けましょう。遠目で見た時、シルエットがローマ字のIになるように意識してくださいね。
骨盤が広い人にはデメリットもあるがメリットも多い!
骨盤が広く、下半身のボリューム感に悩んでいる人も多いでしょう。似合うファッションがわからない人や太って見えやすいなど、悩みはつきませんね。しかしながら、骨盤の広さはデメリットばかりをもたらすわけではありません。骨盤が広いからこそのメリットもあるのです。これからは、メリットにも注目し、骨盤が広いからこそのファッションを楽しんでみましょう。それでも、骨盤の広さを改善したい人には、骨盤体操や骨盤矯正がおすすめです。