骨盤を矯正する方法5つ!骨盤矯正は意味がないなどの噂も徹底解明

骨盤を矯正する方法5つ!骨盤矯正は意味がないなどの噂も徹底解明

骨盤を矯正して日常生活の不調を解消しよう

骨盤矯正には、多くのメリットがあることをご存じでしょうか。日常生活へのポジティブな変化が期待できるため、骨盤に不調を感じている人や日常生活で不快感が生じている人は試してみましょう。しかしながら、骨盤矯正には「意味がない」との噂も存在します…。そこで本記事では、骨盤矯正の効果ややり方をご紹介しましょう。さらに、「骨盤矯正は意味がない」といった噂の真相を探り、徹底解説しますのでぜひ最後まで読み進めてみて下さいね。

目次

骨盤矯正の効果とは

骨盤を矯正する方法5つ!骨盤矯正は意味がないなどの噂も徹底解明

まずは、骨盤矯正の意味や効果を知らない人のために、骨盤矯正の基礎情報をご紹介します。骨盤矯正にはどのような効果があるのか具体的に紹介しつつ、骨盤矯正を行える時期も解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。

骨盤矯正とは

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骨盤矯正とは、前後左右に傾いた骨盤を正しい位置に戻すトレーニングや施術を意味します。骨盤は、臀部付近にある骨の総称です。仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)、寛骨(かんこつ)の3つの骨で構成されています。

この骨盤は、日常生活において上半身を支える、下半身からの衝撃を吸収する、様々な動作の起点になるなど多くの役割を担う部位です。姿勢の維持や臓器の保護も担っています。そのため、日常生活の影響を受けやすく、歪み・傾きやすいのが特徴です。前後に傾いたり、左右に歪んだり、複合的に位置がずれることも珍しくありません。

骨盤矯正の効果

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骨盤矯正には、下記のような効果が期待できます。

〇正しい姿勢の維持
〇循環器系の改善
〇痛みの緩和・解消
〇運動パフォーマンスの向上
〇痩せやすい身体

骨盤周辺には、血管やリンパ管など循環器系と呼ばれる閉鎖回路が存在します。骨盤の歪みにより圧迫されると、老廃物の排出や酸素や栄養素の運搬が滞るため、骨盤矯正には循環器系の改善が期待できるのです。

また、骨盤矯正による痩せる効果は、誤解が生じやすいため注意しましょう。骨盤矯正を行ったからといって、直接的に体重が減少するわけではありません。骨盤を正しい位置に戻すことにより、姿勢が改善し、エネルギー消費が活発になります。循環器系や臓器の機能回復も期待でき、痩せやすい身体になるのです。

骨盤矯正は意味がない?

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骨盤矯正には「意味がない」との噂が存在します。しかしながら、的確な骨盤矯正には確かな実績が存在するのです。骨盤に関する論文は多く、妊産褥婦の骨盤支持に関するものまで発表されています。(参照:http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/kango/wp-content/blogs.dir/65/files/2015/09/a1c72a040a104c35b0566ac4b9c69c6c.pdf

それではなぜ、骨盤矯正は意味がないと噂されているのでしょうか。その理由は、正しい骨盤矯正方法を実践していないことが挙げられます。骨盤矯正は、自身の骨盤の歪みに合わせ、的確な方法を実施しなければなりません。骨盤前傾の人が骨盤後傾用の骨盤矯正を行っても、効果が得られないばかりか状態を悪化させる恐れもあるのです。

骨盤矯正は自分でできる?

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骨盤矯正には、様々な方法が存在します。整体や病院など専門機関を活用する方法もあれば、独自に行う骨盤矯正も存在するのです。自分で行う骨盤矯正のメリットは、費用の負担が少なく、マイペースに進められるところでしょう。整体や病院、エステ等の骨盤矯正は、複数回通う必要があり、その分費用も高額になります。忙しい人は通い続けることが難しく、矯正した骨盤が不調時の位置に戻ってしまう可能性もあるのです。

自分でできる骨盤矯正は、効果が見えるまで時間がかかる一方、日常生活に組み込むと”通う”などの特別な作業は必要なくなります。忙しい人や、費用を抑えたい人には最適な方法です。

骨盤矯正は産後でもできる?

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骨盤矯正は、産後も可能です。産後は、ホルモンの影響により骨盤が動きやすい時期のため、正しい骨盤矯正を行うことで早期の回復が期待できるでしょう。ただし、非常にデリケートな時期のため、実施する骨盤矯正は慎重に選ばなければなりません。

妊娠中または出産直後の女性は、ホルモンの影響の他に、日常生活の大きな変化による影響を受けています。睡眠時間の減少、子どもを抱えるなど、大きな負担が集中している時期です。そのため、無理に急速に骨盤矯正を進めると、痛みが生じる可能性があります。無理なく続けられる方法を選択するようにしましょう。

ちなみに、産後の骨盤矯正は意味がなく、骨盤矯正は妊娠中に行うべきといった噂も聞かれます。しかしながら、妊娠中の身体は出産をスムーズに終えるため、リラキシンと呼ばれるホルモンにより骨盤周りの筋肉・靭帯が緩みやすい状態です。重要な時期であり、無理に骨盤矯正を行うと、痛みや不調の原因になります。骨盤矯正は、産後に行っても手遅れではありません。始める時期以上に、継続することが重要です。

骨盤を矯正する方法5つ

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骨盤矯正の効果を得るには、正しい骨盤矯正方法を実施しなければなりません。そこで本項では、骨盤を矯正するおすすめの方法をご紹介します。

①骨盤を矯正する立ち姿勢

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立つ際の姿勢で、骨盤を矯正することができます。普段の立ち姿を想像してみましょう。両脚の裏が、しっかりと地面または床に着いていますか?両脚に均等に体重がのり、膝や腰が曲がっていない状態が理想です。また、胸を張り過ぎて反り腰になっている状態も正しい立ち姿勢ではありません。反対に、骨盤が後方に傾き、猫背になっている状態も正しい姿勢ではないので注意しましょう。

正しい立ち姿勢とは骨盤を立て、両脚に均等に体重が加わり、横から眺めた際、耳、肩、腰、膝、かかとが一直線になっている状態です。骨盤が前後左右に傾いている人にとって、このような正しい立ち姿勢は意識しなければ難しいでしょう。ただし、続けていくうちに、正しい立ち姿勢が身につき、ともなって骨盤の位置が矯正されます。簡単にいつからでも始められるため、ぜひ試してみてくださいね。

②骨盤を矯正する座り方

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骨盤を矯正する正しい座り方をご紹介します。正しい座り方は、骨盤を立て、両脚の裏を地面または床に着けている状態です。背中を伸ばしたり、顎を下げるなど、上半身への意識は必要ありません。骨盤を立てられれば、骨盤に連なっている上半身もともなって正しい状態になります。つまり、座り姿勢の状態で猫背や反り腰になっている人は、骨盤が立っていないということです。

③骨盤矯正体操・骨盤矯正トレーニング

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骨盤矯正体操や骨盤矯正トレーニングも、骨盤矯正に有効です。骨盤は、筋肉不足や筋肉の硬化により生じる場合があります。背中や腹部、下肢の筋肉が不足すると、骨盤を正しい位置で保ちにくくなります。前後左右に傾いた骨盤によって、周辺の筋肉や腱の働きに乱れが生じ、不調が全身に広がりやすいのも特徴です。

そのため、骨盤矯正体操や骨盤矯正トレーニングによって筋肉量を増やしたり、硬化を防ぐことは有効な手段だと言えます。ただし、身体に痛みを感じている人や妊娠・産後直後の女性は注意が必要です。骨盤矯正体操や骨盤矯正トレーニングは、筋肉に刺激を与える行為であり、少なからず負荷が生じます。身体に痛みがある状態で行ってしまうと、痛みの悪化が懸念されるのです。また妊娠・産後直後の女性の身体は非常にデリケートなため、新しい体操やトレーニングを取り入れる際は、専門機関の助言が必要になります。産褥期(出産直後)に無理をすると、身体への負担が大きく長期化する恐れがあるのです。さらに、精神的なストレスも生じやすく、産後うつ等のリスクも生じます。

④骨盤矯正ガードル・ベルト

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骨盤矯正ガードルまたはベルトを使って、骨盤を矯正する方法があります。骨盤矯正ガードルや骨盤矯正ベルトは薄手の物が多く、身につけて日常生活を送ることもできるため、簡易的です。また、一度購入すれば、その後費用も発生しないため、負担も大きくはありません。さらに、骨盤矯正ガードルまたは骨盤矯正ベルトを着用した状態でのスポーツやトレーニングも可能です。骨盤を正しい位置に戻しながら身体を動かせるため、早期の骨盤矯正も期待できるでしょう。

ただし、過度な圧迫や、骨盤の旋回が求められるスポーツ時の着用には注意が必要です。骨盤矯正ガードルまたは骨盤矯正ベルトは、締め付ければ締め付けるほど、効果がでるわけではありません。適切な圧迫によって、骨盤は徐々に矯正されます。過度に圧迫すると、骨盤周辺の血管やリンパ管を圧迫し、循環器系に不調が表れる可能性が高いため注意しなければなりません。

骨盤の旋回を必要とするスポーツも同様です。骨盤を動かす際、骨盤矯正ガードルまたは骨盤矯正ベルトが邪魔をし、上手く旋回できなくなる恐れがあります。一部分の過度な圧迫が生じやすく、腰痛や関節痛の要因にもなるため注意しなければなりません。ただし、スポーツ時に着用できる極薄の骨盤矯正ガードルや骨盤矯正ベルト等もあるため、購入する際はライフスタイルに適した物を選ぶようにしましょう。

⑤骨盤矯正椅子・クッション

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骨盤矯正椅子は、座るだけで骨盤を整えられる製品です。前半でご紹介した正しい座り姿勢を意図的に作り出す製品であり、意識をしなくても骨盤を矯正できます。そのため、座っている時間が長い人や、姿勢の維持を忘れてしまいやすい人に最適です。

ただし、コンパクトな製品も一部あるものの、大半が大きく持ち運びには適しません。持ち運んで使える骨盤矯正グッズを探している人には、骨盤矯正クッションがおすすめです。骨盤矯正椅子よりも矯正スピードは劣りますが、どこへでも持ち運べます。デメリットとしては、定期的な買換えの必要があるところでしょうか。骨盤矯正クッションは、一般的なクッションよりも形状が安定していますが、使用頻度によって形状が崩れてしまいます。骨盤矯正効果を維持するためにも、定期的に形状をチェックしてみてくださいね。

骨盤を矯正して日常生活の不調を解消しよう

骨盤を矯正する方法5つ!骨盤矯正は意味がないなどの噂も徹底解明

骨盤を矯正すると、日常生活で生じる様々な不調を解消することができます。そのため、骨盤の不調を感じている人や日常生活に不快感を感じている人は、ぜひ実施してみてくださいね。ただし、骨盤矯正は続けることが重要です。整体や病院など専門機関であっても、継続しなければ骨盤矯正の効果を発揮できません。骨盤矯正による快適な日常生活を得るために、続けられる方法を選択してくださいね。