性交痛は更年期が原因?性交痛と更年期の関係から正しい解決方法まで

性交痛は更年期が原因?性交痛と更年期の関係から正しい解決方法まで

性交痛は更年期が原因?性交痛と更年期の関係から正しい解決方法まで

性交痛は更年期が原因?性交痛と更年期の関係から正しい解決方法まで

年齢を重ねるにつれ、性交痛や出血など性行為に関する不快な症状に悩まされていませんか?以前は全く存在しなかった性交痛、激しさを増す性交痛の理由は、もしかしたら更年期が原因かもしれません。女性に訪れる更年期は、気分や志向の変化だけではなく、体や性生活にも大きな変化をもたらします。また、性交痛は更年期以外の原因で発生している可能性もあるでしょう。痛みを我慢し放置し続けると、症状が悪化し心身ともに大きな悪影響となってしまいます。女性の更年期と性生活との関係性、性交痛をどのように解消していくべきか詳しくご紹介していきましょう。

誰にも相談できない…更年期の性交痛と自宅で出来る解決方法

誰にも相談できない…更年期の性交痛と自宅で出来る解決方法

誰にも相談できない…更年期の性交痛と自宅で出来る解決方法

性交痛や性行為時の出血など、性行為に伴う悩みを抱えている女性は、珍しくありません。若い女性であっても、数多くの経験を積んだ女性であっても、同じように性行為に関する悩みを抱えています。性交痛などの悩みは、打ち明けにくく、1人で抱え込みやすい問題です。信頼するパートナーや、大切な友達にも相談できず、答えを見いだせないことも多々あります。また、性交痛や性行為時に発生する不快な症状の原因は様々あり、体の様子だけではなく更年期という年齢が大きく関わっている場合もあり、1人で原因を究明することが難しい場合も多いのです。そんな、誰にも相談できない更年期と性交痛の関係性から、そもそも更年期とはどのような状態なのかという基本知識まで、詳しくご紹介していきましょう。

更年期が始まる時期

更年期が始まる時期

更年期が始まる時期

女性の生涯は、大きく4つのライフステージに分けることができます。10~18歳に発生する「思春期」、18~45歳までを「性成熟期」と呼び、区分することができるのです。45~55歳前後を、「更年期」と呼びます。更年期を過ぎた55歳以降を「更年期以降」と呼び、それぞれ特徴の異なるライフステージと認識されているのです。更年期は、年齢によって一斉にスタートするわけではありません。更年期以外のライフステージも、同様です。年齢は1つの指標であるものの、ライフスタイルや月経の有無、ホルモンの様子などが大きく関わってきます。更年期は、月経が止まる閉経の、前後5年間を示す言葉として用いられます。閉経に合わせ、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が急激に減少し、このようなホルモン変化に伴った体調の変動期を示しているのです。最後の月経から、1年以上出血が見られなかった場合、閉経と判断することができます。閉経前は、生理周期が乱れやすく、月経量も異なる場合が多いため注意しましょう。また、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が急激に減少するからといって、初潮前後の思春期と同じような変化が見られるわけではありません。初潮前後の思春期も、エストロゲンなどの女性ホルモンは微量ですが、両時期では体の様子や表れる症状が大きく異なることを理解しておきましょう。

更年期を認識する閉経の判断方法

更年期を認識する閉経の判断方法

更年期を認識する閉経の判断方法

更年期を認識するうえで重要な、閉経。閉経前後5年間に、更年期症状が強く見られるため、対策を行ううえでも閉経の流れや判断基準について、理解しておかなければなりません。ここでは、一般的な月経から、閉経と判断するまでの期間や特徴についてご紹介していきましょう。日本人女性の場合、閉経する年齢平均は50.5歳です。しかし閉経のタイミングには個人差があり、50代後半でも正常な月経がある女性も存在します。そのため、年齢だけではなく、月経の様子や期間からも閉経を判断できるようになっておきましょう。正常な月経は、28~36日周期で訪れます。月経が始まる時期は、思春期の10~18歳前後です。40代前半~後半になると、月経周期が短く変化していきます。出血日数も短くなるため、「不正出血」と誤認されやすい時期です。月経周期が短くなった後、無排卵月経、無排卵出血に変わっていきます。これは、全ての月経周期に当てはまるわけではなく、数カ月に1回程度無排卵になるようです。無排卵月経、無排卵出血の後、月経が2~3か月に1回となります。無排卵であるか否かは、独自で判断しづらいため、月経期間が長くなったことにより、閉経を意識する場合がほとんどです。月経期間が2~3か月と長くなったり、出血量が変化した後、月経が長く止まります。月経が止まっている期間が1年以上であれば、閉経と判断されるのです。

更年期でみられる症状

更年期でみられる症状

更年期でみられる症状

更年期や更年期前後の時期になると、様々な症状が表れるようになります。これまでとは異なる多くの症状に、戸惑いストレスを感じる女性も少なくありません。ここからは、更年期に表れる代表的な症状について、ご紹介していきましょう。更年期に突入すると、めまいや耳鳴りといった神経系の症状が表れます。めまいが強く表れてしまうのは、出血量や月経期間の変化など、これまでとは異なる月経症状も関係しているためです。神経系の他に、精神面での変化もみられます。強い倦怠感や不安を感じやすいなど、気持ちに関係する症状も表れるようになるのです。手足のしびれや、知覚過敏など、知覚に関する症状も表れ始めます。他に、関節痛や筋肉痛、腰痛など運動器官に関する痛みも発生します。ホルモンの変化から、皮膚の乾燥が酷くなったり、発汗やドライマウスなどの症状も表れやすいでしょう。そして、泌尿器や生殖器に関するトラブルも発生します。残尿感を頻繁に感じるようになったり、性交痛や外陰部のかゆみ、性交障害など性行為に関するトラブルも頻発するようになるのです。つまり、更年期が性交痛の原因になり得ることも、珍しくありません。

40代女性の性交痛割合・・・63.8%

40代女性の性交痛割合・・・63.8%

40代女性の性交痛割合・・・63.8%

では、本当に更年期が性交痛の原因となり得るのか、具体的な数値を元に解説していきましょう。更年期が始まるとされる40代女性にアンケートを実施したところ、半数以上の63.8%の女性が、性交痛を感じているということがわかりました。これまで当たり前に行えていた性行為で、出血や痛みなどの症状を感じるようになった女性は、半数以上も存在するのです。20代女性へのアンケート結果でも、性交痛を感じる割合は少なくないものの、40代女性とは理由が異なると予想されています。20代女性の場合、パートナーの未熟さもあり、前戯の不十分さから生じる性交痛が多いと考えられているのです。一方40代女性は、パートナー側の問題もありつつ、女性側の変化も大きな要因だと考えられています。更年期やホルモンの変化からくる体調の乱れが、性交痛を引き起こしている可能性が高いのです。

セックスレスの原因は「女性の性交痛」

セックスレスの原因は「女性の性交痛」

セックスレスの原因は「女性の性交痛」

もう1つ、アンケート結果をご紹介しましょう。中高年のセックスレスの原因として、「女性側の性交痛」が原因として挙げられているのです。年齢が上昇するにつれ、性行為の頻度が低下したり、全く性行為を行わないセックスレスの割合が上昇します。そしてセックスレスの原因として、「女性側の性交痛」「女性側が性行為に関心を持てなくなる」といった理由が多く挙げられているのです。「女性側の性交痛」は、更年期の症状の1つとしてご紹介しました。「性行為への関心がなくなる」という理由も、更年期に関係しているのです。更年期に突入すると、女性の体には様々な症状が表れ始めます。日常生活を辛くさせる症状も含まれるため、性行為どころではなくなってしまうのです。また、更年期に表れる関節痛や倦怠感、腹部膨張感などにより、性行為に興味を持ちづらくなってしまいます。

更年期によって性交痛が発生する要因

更年期によって性交痛が発生する要因

更年期によって性交痛が発生する要因

更年期と性交痛や性行為への意欲について、さらに詳しく解説していきましょう。なぜ、更年期になると性交痛が発生しやすいのか、性行為への意識が低下しやすいのか、具体的にご紹介していきます。自身の症状と照らし合わせながら、性交痛の要因を見つめ直していきましょう。

女性ホルモンの低下

女性ホルモンの低下

女性ホルモンの低下

更年期は、女性ホルモンの急激な低下が原因で発生します。女性ホルモンが急激に低下することにより、女性の体に多くの変化が表れるのです。例えば、膣粘膜の萎縮です。女性ホルモンであるエストロゲンや卵胞ホルモンの分泌が低下すると、膣内に潤いがなくなっていきます。潤いがなくなり、そして潤いにくくなる部分も、性交痛を発生させる要因です。これだけではなく、膣内や外陰部と呼ばれる女性器が委縮してしまい、男性器を迎え入れにくくなることも、性交痛を発生させる要因となっています。閉経前後の女性の体に生じる、膣粘膜不足や膣内の委縮を、VVAと呼び、海外では積極的に治療するべきという意見も見られるほどです。膣内の潤い不足は、性交痛だけではなく、雑菌の繁殖や繁殖による炎症を引き起こす恐れもあります。

オキシトシン不足

オキシトシン不足

オキシトシン不足

オキシトシンとは、脳の視床下部で生成されるホルモンの1つです。愛情ホルモンやハッピーホルモンとも呼ばれ、出産や子育てをサポートしたり、パートナーとの性行為にも活用されます。オキシトシンの分泌が増えるほど、他人への信頼度が高くなり、幸福感や愛情を感じやすくなるのです。しかし、更年期になると、オキシトシンの分泌量が低下し、ホルモンバランスを崩しやすいこともわかっています。オキシトシンが減少すると、ストレスを正常に処理できなくなったり、身近な他人であるパートナーへの愛情感も薄れてしまうのです。性行為に積極的になれず、性交痛を感じやすくなるのはこのためでしょう。

睡眠不足によるテストステロンの減少

睡眠不足によるテストステロンの減少

睡眠不足によるテストステロンの減少

更年期の症状の中に、不眠という症状があります。手足の冷えや関節痛などの不快感も加わり、更年期時期に不眠に悩む女性も多いのです。長期的な不眠は、テストステロンの減少を引き起こします。テストステロンは、代表的な男性ホルモンですが、女性にも一定数分泌されているホルモンです。テストステロンが減少することにより、性行為への意欲が失われてしまいます。「性行為をしたい」という欲求が薄れ、「パートナーが求めるから」という義務意識に変わった時、性行為は苦痛な行為へと変わってしまうのです。気持ちの減少は、性行為にたいするストレスを発生させ、性交痛の引き金にもなってしまいます。特に女性は、感情で性行為を行う傾向が強いため、気持ちが伴わない性行為に強い抵抗感を感じてしまうのです。

心理的影響

心理的影響

心理的影響

性行為への心理的変化を、さらに詳しく解説していきましょう。更年期に突入すると、今までのようにパートナーに愛情を持って接することが難しくなってしまいます。女性ホルモンの減少、男性ホルモンの減少により、性行為への意欲そのものがなくなってしまう場合もあるのです。加えて、自身の体の不調から、さらに性行為に抵抗感を持ちやすくなります。性行為への不信感が、性交痛を引き起こすことも十分にあり得るのです。また、性行為に抵抗感を感じていても、それらをパートナーに伝えられないストレス、求められ応じなければならないストレスが、さらに抵抗感を強めます。更年期の変化で手一杯になっている自分を労わることなく、性行為を求められれば、パートナーに不信感や嫌悪感を持ってしまうのも当然でしょう。体に具体的な傷があるわけでもないのに、心理的理由から「本当に性交痛を感じるのか」と疑問を感じる女性もいます。しかし、女性の心理が性交痛に表れた事例は、数多く存在するのです。性行為にたいする不安感、性行為へのトラウマから、激しい性交痛を感じるようになった事例も存在します。浮気などパートナーの不貞行為により、異なる相手との行為であっても性交痛を感じるようになった例も多数報告されているのです。

血流の低下による分泌物の減少

血流の低下による分泌物の減少

血流の低下による分泌物の減少

更年期になると、膣内や下半身の血流低下が発生します。手足がしびれたり、極端に冷たくなってしまうのは、このためです。膣内への血流が低下してしまうと、潤滑液としての性行為をサポートする分泌物も減少してしまいます。潤滑液の減少は、膣内を傷つきやすくするばかりか、皮膚へのダメージをダイレクトにするため、痛みが発生しやすくなるのです。また、血流の低下から痛みが発症し、その痛みが体をこわばらせさらに強い性交痛を発生させるという悪循環を作り出してしまいます。

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

萎縮性膣炎(老人性膣炎)

性交痛を強く感じるのは、萎縮性膣炎が原因の場合もあります。萎縮性膣炎とは、委縮した膣内で雑菌が繁殖し、炎症を起こしている状態です。閉経をむかえると、膣内は萎縮し乾燥状態となります。膣内が乾燥すると粘膜が傷つきやすく、委縮によりさらに傷つきやすい状態となるのです。このような状況下で、痛みを我慢し性行為を続けてしまうことによって、膣内が傷ついてしまいます。傷ついた状態を放置すると、雑菌が繁殖し、強い痛みを伴う萎縮性膣炎となってしまうのです。萎縮性膣炎は、強い性交痛だけではなく、膣内のかゆみや黄色いおりものといった症状もみられます。性器の異臭も、症状の1つです。痛みを我慢し、性行為を続けてしまうと、このような危険性があるのです。

更年期の性交痛を解消する方法

更年期の性交痛を解消する方法

更年期の性交痛を解消する方法

更年期による性交痛を放置すると、萎縮性膣炎など体へのダメージを引き起こすだけではなく、心にも大きな負担をかけてしまいます。更年期という様々な変化が表れる中、自分の心と体を守れるのは女性自身なのです。ここからは、更年期の性交痛を解消する方法について、詳しくご紹介していきましょう。症状や状況によっては、複数の方法を試したり、他者の力を借りる必要があります。自身の症状や状況に応じて、最適な方法を選択していきましょう。

精神・身体どちらが原因か見極める

精神・身体どちらが原因か見極める

精神・身体どちらが原因か見極める

まずは、自身の性交痛が精神的要因なのか、身体的要因なのか見極めましょう。更年期では、精神的要因も身体的要因も発生します。2つの要因は、解決策が異なるため、原因を正しく理解することが重要でしょう。精神的要因の場合、1人での解決が難しくなります。女性側の気持ちを伝え、パートナーの理解が必要だからです。しかし、性交痛に関する気持ちを、パートナーに伝えられる女性はそれ程多くありません。「男性としてのプライドを傷つけるのではないか」「言っても聞き入れられないのではないか」という大きな不安感が存在するためです。1回の対話で、全てを解決することはできません。性交痛を持っていること、性交痛を感じたまま性行為を行う危険性を理論的に説明し、パートナーの理解を得ましょう。

有酸素運動

有酸素運動

有酸素運動

性交痛が身体的要因により発生している場合、有酸素運動がおすすめです。身体的要因にも、様々な状況が存在しますが、特に血流の低下による性交痛、筋肉痛や関節痛に関連する性交痛におすすめできます。有酸素運動とは、酸素を使い筋肉を収縮させる運動のことです。軽いジョギングや水泳、エアロビクスやヨガなどが該当します。定期的な有酸素運動により、下半身への血流を促し、間接等の強化及び柔軟性の向上にも役立ちます。更年期に発症しやすいストレスを、適切に解消する効果もきたいできるのです。

食べ物

食べ物

食べ物

食生活を工夫することにより、更年期に乱れやすいホルモンバランスを整え、心身の改善に役立てることもできます。食生活は、自律神経のバランスも保つことができるため、不眠や過度なストレス状況も改善させることができるでしょう。おすすめする食べ物は、大豆やビタミンEを含む食品です。大豆に含まれるイソフラボンアグリコンは、女性ホルモンに似た働きを持っています。更年期に急激に減少する女性ホルモンを補い、心身の健康に効果的なのです。ビタミンEを多く含む食品は、アーモンドやかぼちゃ、抹茶などです。ビタミンEは、乱れたホルモンバランスを調整し、快適な状態に保つ役割を担ってくれます。ビタミンA・Cと一緒に摂取したり、油を使って調理することにより、効果的に体内に取り込むことが可能です。

潤滑油の利用

潤滑油の利用

潤滑油の利用

膣内の乾燥が原因となり性交痛を発症している場合は、潤滑油の利用を検討してみましょう。体内から分泌される潤滑液の代わりとして、販売されている潤滑油を使用する方法です。膣内に潤いを与えることにより、性行為による傷や痛みを防ぐことができます。潤滑油を使用することに抵抗がある場合は、避妊具であるコンドームの種類を変える方法がおすすめです。潤滑油を含むコンドームや、潤滑液の放出をサポートするコンドームも販売されています。自身の体を守りながら、パートナーの心身を満たしたい場合におすすめできる方法です。

医療機関の活用

医療機関の活用

医療機関の活用

運動や食事による改善は、自宅で簡単に行えるものの、効果がみられるまでに時間を有してしまいます。そのため、効果がみられるまでの間、苦痛を感じる場合もあるのです。長期的な痛みの我慢は、心身に悪影響を及ぼします。こういった悪影響を避けるため、医療機関の活用もおすすめです。更年期による体調不良や性交痛は、医療機関の受診で改善することができます。的確な助言やホルモン治療、薬物療法など、様々な治療法が存在するため、自身に適した効果的な方法を試みることができるのです。誰かに悩みを打ち明けるだけでも、心の負担を軽減させることができます。

更年期の性交痛は解消できる!サポートアイテムを上手く活用し悩みを解消していこう

更年期の性交痛は解消できる!サポートアイテムを上手く活用し悩みを解消していこう

更年期の性交痛は解消できる!サポートアイテムを上手く活用し悩みを解消していこう

更年期による性交痛は、女性側が我慢するケースが多く、一人で抱え込みやすい問題です。そのため、対処が遅れ、心や体に大きな傷を付けてしまいます。更年期の性交痛、その他の不調は、適切な対処により解消することが可能です。サポートアイテムの活用や、医療機関のサポート、パートナーへ伝えるなどあらゆるアプローチから、悩みを解決することができます。一人で抱え込まず、様々な手法を上手に活用し、痛みをなくしてみましょう。性生活を快適にするだけではなく、生活そのものを楽に、前向きに変えることができるのです。